2025年11月28日、越谷保育専門学校において「保育現場におけるICTの活用」をテーマとした講義を行いました。講師は代表理事の三好冬馬が務め、保育士としての勤務経験とICT導入の実践を踏まえ、将来保育者となる学生に向けて、保育とICTをめぐる国の動向や現場での活用イメージを共有しました。
講義では、保育需要の変化やこども政策DXの取組方針をふまえつつ、ワンスオンリーや保活ワンストップ、誰でも通園制度などの制度とICTの関係性を解説しました。あわせて、登降園管理や保護者連絡、保育記録、ドキュメンテーションなど、園務の具体的なICT活用例を紹介し、保育者が子どもと関わる時間を確保する業務改善の視点を示しました。
受講した学生からは
「全国で約7割の保育所等でICTが導入されていることや、導入率100%を目指す国の方針を初めて知った」
「ICTは事務作業を効率化するためのものという印象が強かったが、授業を通して、保育そのものの質を高める役割も担っていることを学んだ」
「国全体でICT化を推進している流れも知り、保育業界が大きく変わろうとしていることを実感した」
といった声が寄せられました。
あわせて、業務負担の軽減や情報共有の精度向上といったメリットに加え、個人情報保護やアナログとの併用、ICTを「保育を支える道具」として位置づける重要性について、理解が深まったとの振り返りが見られました。
今後も当協会は、大学・専門学校との連携を深め、次世代の保育人材育成に貢献してまいります。
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