こんにちは、保育ICT推進協会の三好です。
令和6年度から、保育園のキャッシュレス化を後押しする新しい補助金制度が始まります。
この制度は、保育園でキャッシュレス決済の導入を検討している保護者や施設にとって、非常にうれしいニュースですよね。解説をしていきます。
動画での解説はこちら
ICT補助金が変わります
令和6年度から保育園でキャッシュレス決済の導入に際して、補助金が提供されることになります。
この補助金は、主に保育施設が位置する市区町村が実施するICT補助金の一環として提供されます。ただし、すべての市区町村がこの補助金を提供しているわけではなく、各市区町村によって異なります。
補助金の提供条件としては、ICT化を進めるために必要なシステム導入にかかる費用を補助するというものです。
重要な点として、補助金はその年度内にシステム契約を行った場合にのみ適用されます。つまり、4月から翌年3月までの間に費用を支出した場合に限り補助金の対象となります。
ICT補助金にキャッシュレス機能が追加
令和6年度からの大きな変更点は、キャッシュレス決済の導入が新たに補助金の対象となることです。
これまでは、保護者連絡、投稿機能、記録と計画の3つの機能の導入に対して補助金が提供されていましたが、これにキャッシュレス決済が加わります。
また、過去に補助金を受けてICT化を進めた保育園でも、キャッシュレス決済システムを導入する場合は再度補助金を受けることが可能です。
補助金の額は、導入する機能の数によって異なります。
たとえば、すでにICT補助金を使っており、キャッシュレスだけ新たに導入する場合は20万円の補助が提供され、端末も購入する場合は最大70万円の補助が受けられます。
新たにICT補助金を活用して4つの機能すべてを導入する場合は80万円、端末も購入する場合は130万円の補助となります。
これは、保育園にとって大きなサポートとなります。ただし、どのようなキャッシュレス決済システムが補助の対象となるのかは国からの公表待ちの状態です。
補助金を有効に活用してICTを推進していきましょう
今後、キャッシュレス決済のシステム導入について、さまざまなシステム会社が新しいシステムや機能を提供していくことが予想されます。
この補助金制度を通じて、保育園のICT化を進めることができるとともに、保育園運営の効率化を図ることが期待されています。
今後も新しい情報が入り次第、解説していく予定です。
私達、一般社団法人保育ICT推進協会はキャッシュレス機能やその他のICTシステム導入の支援をしています。
キャッシュレスやICTの導入、その活用についてお気軽にご相談ください。